【初向】愛が欲しかっただけ

もう少しジェイソン甦り話にお付き合いください。
調べるほどＪが不憫でしかたなくなる。 

前回の記事でお話ししたように、ジェイソンはディックを兄弟子として相当慕っています。 
ディックのところによく有益な情報を持ち込んできます。それと同じくらい厄介事も持ち込んでくるけど。
でもどうやら嫉妬も半分らしい。

「I guess that's why "DAD" always loved you best.　（何であんたがいつも一番”ＤＡＤ”の寵愛を受けているんだろうと思うよ）」
だって。
両親不在の少年時代、結局はディックの代わりでしか無かった2代目ロビン時代、死の際という一番いてほしい時にいてくれなかった父親代わりのブルース、ヴィランとして甦ったあとの誰からも必要とされない自分の居場所。
ラザラス・ピッドの泉の影響もあるけど、様々な「愛情不足」がジェイソンの人格を変えちゃったんだろうなあ。

ＴＰＢ各書に時折寂しい気持ちとブルースへの気持ちをこぼすことがあります。
それ見てると可哀そうで可哀そうで。

「I just love to watch you work.（あんたが働く姿を見るのが大好きだった・・・・）」


「I only wanted to be loved,BATMAN....（俺はただ愛されたかっただけだ・・・バットマン・・・・）」


現在ではジェイソンとバットファミリーの関係は、仲間のような敵のようなビミョーーーーな関係を続けています。
基本的には邪魔するけど、大事な時は協力するって感じ。
でもレビューみたところによると、ジェイソンはマフィアとかごろつきをうまーく裏で操作してゴッサムの治安をまとめていたようです。
つまりはジェイソンはアンチヒーローとしてリボーンしたのです。
だから私はお前のこと大好きさ。
ジェイソンはヴィランですが、犯罪を憎んでいます。それは生前、ロビンだったころから変わらない信念です。
だから犯罪をなくすという志はバットマン同様にもっているのです。
しかし、違うのは「殺しを容認するかどうか」という点です。
ジェイソンは「罪を犯したやつが悪いんだから、犯罪者は殺されたって文句は言えねえ！」っていう立場。一方ブルースは「殺しをすれば私たちもまた犯罪者である」という立場。

分かりあえる日は・・・・・・・・くるのかー！？